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商品番号........ 掛軸 jc37
商品名............ 銭拾い図
表具サイズ..... 200×55.7cm 合せ箱
本紙サイズ..... 114.5×41.7cm 絹本 軸端・樹脂
作者................. 榊原 文翠
価格................. 売却済み
※ 最晩年の6月の作品です。
※ 鎌倉後期の武士、青砥 藤綱(あおと ふじつな)が、
ある夜、滑川に銭10文を落とし、従者に命じて銭
50文で松明を買って探させたことがあった。
「10文を探すのに50文を使うのでは、収支償わない
のではないか」と、ある人に嘲られたところ、藤綱は
「10文は少ないがこれを失えば天下の貨幣を永久
に失うことになる。50文は自分にとっては損になるが、
他人を益するであろう。合わせて60文の利は大である
とは言えまいか」と答えた。この話を描いた作品です。
榊原 文翠
幕臣榊原長基の子。幼名は芳太郎、名は長敏、
別号に佳友・鶴松翁・気揚山人。初め谷文晁
の門に入り、のち大和絵を描く。有職・歴史
的人物画を得意とする。京都住。
明治42年没、86才。
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